病院に行くのが大変な時も。シニアのための安心「健康管理アプリ」と「オンライン診療」

皆さま、こんにちは。シニア向けデジタル教育講師の木村啓子です。

「最近、膝が痛くて、病院に行くのが億劫だわ…」 「ちょっとしたことだけど、お医者さんに相談したいのよね…」

そんな風に感じていらっしゃる方も、多いのではないでしょうか。 体調が優れない時や、外出が難しい時でも、安心して医療を受けられる方法があったら、嬉しいですよね。

実は、スマートフォンやタブレットがあれば、ご自宅にいながら、健康の管理をしたり、お医者さんに相談したりできる時代になっているんですよ。 それが、**「健康管理アプリ」と「オンライン診療」**です。

今日は、皆さまが安心してこれらのデジタルツールを使えるように、その基本を、ゆっくり丁寧にご説明いたしますね。

「健康管理アプリ」って、どんなところが便利なの？

健康管理アプリは、ご自身の健康に関する様々な情報を、スマートフォン一つで記録・管理できるものです。

• 日々の健康状態を記録: 血圧や体重、体温、歩数などを毎日記録できます。グラフで変化を見ることができるので、「最近、血圧が少し高めかしら」「今日はよく歩いたわね」といった、ご自身の健康状態を客観的に把握できます。

• 服薬の時間を教えてくれる: お薬を飲む時間を登録しておけば、忘れずに教えてくれる「リマインダー機能」も便利です。

• 病院での説明に役立つ: 記録したデータは、病院を受診する際に、お医者さんに見せることで、より正確な診断や、適切な治療に繋がります。

病院に行かなくても診てもらえる「オンライン診療」

「オンライン診療」とは、スマートフォンやタブレットのビデオ通話機能を使って、ご自宅にいながら、お医者さんの診察を受けられるサービスです。

• 通院の負担が減る: 病院までの移動時間や、待合室での待ち時間がなくなります。体調が優れない時や、悪天候の日でも、無理なく診察を受けられます。

• 感染症のリスクを減らせる: 病院で他の患者さんと接触する機会が減るので、インフルエンザなどの感染症のリスクを抑えることができます。

• ちょっとした相談も気軽に: 「この症状、病院に行くほどでもないかしら…」といった、ちょっとした心配事でも、気軽に相談できます。

【オンライン診療を利用する際の注意点】

• 初診は対面診療が必要な場合も: 病気の種類によっては、初めての診察は、実際に病院に行って診てもらう必要がある場合もあります。
• 緊急時は、迷わず救急車を: 急な体調の変化や、緊急を要する症状の場合は、迷わず救急車を呼ぶか、直接病院を受診してくださいね。

まとめ：デジタルで、もっと安心な毎日を

健康管理アプリやオンライン診療は、私たちの健康を、より身近で、より安心なものにしてくれる、心強い味方です。

「デジタルは苦手だから…」と諦めずに、まずは、ご自身のスマートフォンに、歩数を記録するアプリを入れてみることからでも、始めてみませんか。

きっと、あなたの毎日が、もっと快適で、もっと安心なものになるはずですよ。 私も、皆さまの健康で豊かな毎日を、心から応援しています。