【シニア向け】スマホのデータ移行、もう怖くない！写真も連絡先も簡単引越し

60代からのスマホ教室：スマホのデータ移行、もう怖くない！

こんにちは！木村啓子です。今日も「60代からのスマホ教室」にお越しいただき、ありがとうございます。

最近、教え子の娘さんからこんな相談を受けたんです。「母がスマホを機種変更したいんだけど、データ移行が不安みたいで…。啓子先生、何か良い方法はないかしら？」と。

確かに、スマホのデータ移行って、なんだか難しそうに感じますよね。特に、長年使ってきたスマホから新しいスマホへ、大切な写真や連絡先を移すとなると、不安になるのも当然です。

でも、大丈夫！

今回は、そんなシニアの皆さんのために、写真や連絡先などの大切なデータを、安全に、そして簡単に新しいスマホへ移行する方法を、私が丁寧に解説します。

なぜデータ移行が必要なの？

まず、データ移行の必要性について、簡単におさらいしておきましょう。

スマホを機種変更すると、基本的にスマホ本体に保存されているデータは、新しいスマホには引き継がれません。つまり、データ移行をしないと、これまで撮りためてきた写真や、大切な連絡先、LINEのトーク履歴などが全て消えてしまう可能性があるんです。

せっかく機種変更するなら、これまで使っていたデータをそのまま新しいスマホで使いたいですよね？だからこそ、データ移行はとても重要な作業なんです。

データ移行の前に準備すること

データ移行を始める前に、いくつか準備しておくと、スムーズに進めることができます。

バッテリー残量の確認： データ移行には時間がかかることがあります。バッテリー残量が少ないと、途中で電源が落ちてしまう可能性があるので、十分に充電しておきましょう。
Wi-Fi環境の確認： 多くのデータ移行方法では、Wi-Fi環境が必要になります。安定したWi-Fi環境下で行うようにしましょう。
GoogleアカウントまたはApple IDの確認： Androidスマホの場合はGoogleアカウント、iPhoneの場合はApple IDが必要になります。IDとパスワードを事前に確認しておきましょう。もし忘れてしまった場合は、再設定の手続きが必要になります。
移行するデータの整理： 不要なアプリやファイルを削除しておくと、移行にかかる時間を短縮できます。増えすぎた写真の整理も、この機会にやってみましょう。詳しくは、こちらの記事を参考にしてくださいね。

アンカーテキスト url [context]写真整理はデータ移行の前に済ませておくとスムーズです。

データ移行の具体的な方法 (Android → Android)

AndroidスマホからAndroidスマホへのデータ移行は、いくつかの方法があります。ここでは、最も一般的な「Googleアカウントを使った方法」をご紹介します。

古いスマホでGoogleアカウントにログイン： 設定アプリから「アカウント」を選択し、Googleアカウントにログインしていることを確認します。もしログインしていない場合は、IDとパスワードを入力してログインしてください。
古いスマホでデータのバックアップ： 設定アプリから「バックアップ」を選択し、「Googleドライブにバックアップ」をオンにします。必要に応じて、バックアップする項目（写真、連絡先、アプリなど）を選択してください。
新しいスマホでGoogleアカウントにログイン： 新しいスマホの初期設定時に、古いスマホと同じGoogleアカウントでログインします。
データの復元： ログイン後、画面の指示に従って、古いスマホのバックアップデータからデータを復元します。復元には時間がかかる場合がありますので、気長に待ちましょう。

データ移行の具体的な方法 (iPhone → iPhone)

iPhoneからiPhoneへのデータ移行は、「iCloudを使った方法」がおすすめです。

古いiPhoneでiCloudにサインイン： 設定アプリから「[あなたの名前]」をタップし、「iCloud」を選択して、Apple IDでサインインしていることを確認します。
古いiPhoneでiCloudバックアップを作成： 「iCloudバックアップ」をタップし、「今すぐバックアップを作成」を選択します。バックアップが完了するまで、Wi-Fiに接続したままにしておきましょう。
新しいiPhoneを起動し、初期設定を行う： 新しいiPhoneの初期設定時に、「Appとデータ」画面で「iCloudバックアップから復元」を選択します。
Apple IDでサインインし、バックアップを選択： Apple IDでサインインし、復元したいバックアップを選択します。復元が完了するまで、Wi-Fiに接続したままにしておきましょう。

データ移行の具体的な方法 (Android → iPhone / iPhone → Android)

AndroidからiPhone、またはiPhoneからAndroidへのデータ移行は、少し複雑になりますが、専用のアプリやサービスを利用することで、比較的簡単に移行できます。

Android → iPhone： Appleが提供する「Move to iOS」アプリを利用します。このアプリを使うと、連絡先、メッセージ、写真、動画などをAndroidスマホからiPhoneへ移行できます。
iPhone → Android： Googleドライブアプリを使って、連絡先、カレンダー、写真、動画などをiPhoneからAndroidスマホへ移行できます。また、キャリアによっては、店舗でデータ移行のサポートを受けられる場合があります。事前に確認してみるのも良いでしょう。

データ移行が終わったら確認すること

データ移行が完了したら、以下の点を確認しましょう。

連絡先が全て移行されているか： 電話帳アプリを開き、連絡先が全て移行されているか確認します。
写真や動画が全て移行されているか： ギャラリーアプリを開き、写真や動画が全て移行されているか確認します。
LINEのトーク履歴が移行されているか： LINEアプリを開き、トーク履歴が正常に移行されているか確認します。（LINEのトーク履歴移行には、別途設定が必要です。）
アプリが正常に動作するか： よく使うアプリをいくつか起動し、正常に動作するか確認します。

もし、データが一部しか移行されていない場合は、再度データ移行を試してみるか、キャリアのサポートセンターに相談してみましょう。

データ移行で困ったら？

もし、データ移行中に困ってしまった場合は、一人で悩まずに、家族や友人に相談してみましょう。また、お近くの携帯ショップや、キャリアのサポートセンターでも、データ移行のサポートを受けることができます。

「スマホより画面が大きくて見やすい！」タブレットも、データ移行が終われば、さらに便利に使えますね。

アンカーテキスト url [context]データ移行が終われば、タブレットでもスマホのデータが活用できます。

まとめ：データ移行は怖くない！新しいスマホで快適なデジタルライフを！

今回は、スマホのデータ移行について解説しました。データ移行は、少し手間がかかる作業ですが、丁寧に手順を踏めば、誰でも簡単に行うことができます。

もし、データ移行に不安を感じる場合は、無理をせずに、家族や友人に相談したり、サポートセンターに相談したりしながら、進めていきましょう。

データ移行を終えて、新しいスマホを手に入れたら、ぜひ色々なアプリを試したり、インターネットを楽しんだりして、快適なデジタルライフを送ってくださいね。

そして、もしもの時に備えて、日頃からデジタル終活を意識することも大切です。パスワード管理など、家族に迷惑をかけない準備をしておきましょう。

アンカーテキスト url [context]データ移行が終わったら、デジタル終活も考えてみましょう。

それでは、また次回の「60代からのスマホ教室」でお会いしましょう！

木村啓子